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ダメな文章の理由 [ABOFAN問答集]

 いきがかり上「ダメ文章」に接せざるを得ない状況の私は、常々「なぜこんなにダメな文章を書いてしまえるのか(そして、ダメさに気付かないで偉そうにしていられるのか)」とか、「そもそもなぜあの人は、例え細かく書いても、曲解したり、理解不能と言ったりするのだろう」と疑問に思っています。

 で、端的に捉えようとすると、「あたまおかしいからだろう」となってしまうのですが、それでは実も蓋も無さすぎで、つまらない。
 境界例なんかも引っ張ってきてみたけど、なんかそこまで高度な概念を当て嵌めるのも大仰すぎる気がする(でも、妄想分裂ポジションあたりは、かなり本質を言い当てていると思う)。
 もう少し、普遍的で分かりやすい説明ができないものか、と思っているのですが、ふと目に付いた本に、なかなかいいものがありました。
 
 「ダメ文章を読み取る方法 ダメ文章を書かない技術(樋口裕一 著・講談社)」

 ABOFANクンの主張を読み取りたがっている人ならば、思わず手に取ってしまうタイトルでしょ。
 ちなみに、前に読んだこの方の「頭がいい人、悪い人の話し方(PHP新書)」も秀逸で、多分kikulogでABOFANクン向けに一部引用した気がします。

さて、その本の一部を引用しましょう
『“受信”(=相手の言いたいこと)をゆがめる若者たち』

 まず、今の若者を見ていて総じて感じるのは、受信をゆがめてしまう傾向があることです。人の話を聞いても、本などを読んでも、ゆがめて解釈しがちです。それは、「読む力(読解力)」がないからです。自分の価値観が狭くて、その価値観でしか理解できないのです。
 今の若者たちは、自分にわかっていることを確認するような聞き取り、読み取りはできるのですが、自分の価値観にないことに関しては、ほとんど聞き取ることも読み取ることもできません。内容をゆがめて、自分の価値観の枠内でとらえ直してしまいがちです。だから、とんでもない解釈をしがちなのです。
 たとえば、ある本に、「人間の命なんて大したことではないのだから、自殺したいのならしてもかまわない」とあり、その後に、「そう考えると、なにもわざわざ自殺する気にもならないのではないか」と書かれていたとします。
 すると、多くの若者たちは、それを文章に書いてある通りに、「自殺していい」と言っていると解釈してしまいます。そこで、「この文章を読んで、○○字以内で論じなさい」という小論文を書かせると、「この著者はけしからん」などと書く人が多いのです。
 それは、彼らが、「人間の命は大切だ」という既成観念に凝り固まっていて、「人間の命なんて大したことではない」と言うのは間違いだと思い込んでいるからです。表面的な言葉だけにとらわれて、本当に言おうとしていることを理解していないのです。
 自分が理解できるところだけ読んでいく傾向が強いということです。「こういうふうに言う人もいる。しかし……」という文章などは、「しかし」以下のところをきちんと読んで理解しないのです。自分の考えに合う部分だけを読んでいき、論理的に脈絡を追おうとしません。
 そんなふうに、相手が本当に言いたい「しかし」以下の部分をきちんと聞けなかったり、読み取れない人は、若者だけでなく、大人にも多いものです。
 このように、狭い価値観でものをとらえてしまうので、ゆがめてとらえて、誤解して解釈してしまうという読みが多いというわけです。
 人の話も内容も、同じようにゆがめて解釈して、誤解してしまいます。価値観が狭いうえに、思い込みが強いのです。
 それでは、人の話をきちんと理解することはできません。いわんや、人の話の背景にあるものや行間にあるものを分析することはできません。
 (後略)

 多分ABOFANクンは若者ではないですが、彼の読解力に関する問題の原因を非常に良く説明できると思います。

 『自分の価値観にないことに関しては、ほとんど聞き取ることも読み取ることもできません。内容をゆがめて、自分の価値観の枠内でとらえ直してしまいがちです。だから、とんでもない解釈をしがちなのです。』

 ABOFANクンのわけ分からないレスの多くは、まず相手の文章が「正確にインプットされない」ところから始まっているのは、良く分かっており、以前私も似たような事を書いた気がしますが、やっぱりプロの文章はすっきりして頭に入りやすいですね。

 『「しかし」以下を無視して、「この著者はけしからん」と言うような人』に対し、「文脈」ではなく細切れにした「文」にいちいち(どうでもいい)短絡的な反応をするABOFANクンの姿がすんなり投影できる人は私だけではないでしょう。

自分に言いたい事がなければ“発信”もできない

 発信するということでは、一般に今の若者に感じるのは、言いたいことを持っていないということです。意味のないおしゃべりであれば、いくらでもできるのですが、きちんとしたコミュニケーションにならないのです。
 言いたいことがなければ、書きたいという気も起こりません。ですから、「作文しなさい」と言われたら、仕方なく、感じたことを書いているだけです。
 逆に言えば、自分の中に言いたいこと、書きたいことがあるからこそ、文章を読む場合にも、書き手が、本当に自分が言いたいことはどういうことかと考えながら読み進めることができるのです。
 人の話を掛く場合も同様で、自分の言いたいことを明確にできてこそ、相手の言いたいことをきちんと理解しようとするのです。
 なぜ言いたいこと、書きたいことがないのかと考えてみると、一般に好奇心が弱くなっているのではないかと思います。自分の知っている範田、わかっている範同でものごとを解釈しようとし、それで理解できたと思い込んで満足してしまっているのです。ですから、べつに、自分の思っていること、考えていることを人にわかってもらおうとも思わないのです。
 (後略)

 ABOFANクンは「言いたい事が無い」わけではないでしょうが(言いたい事は「文句だけ」な気もしますが)、『自分の知っている範田、わかっている範同でものごとを解釈しようとし、それで理解できたと思い込んで満足してしまっているのです。』あたりは、まさにストレートど真ん中で、言い当てていると思います。

 『べつに、自分の思っていること、考えていることを人にわかってもらおうとも思わない』こそが、ABOFANクンの一番の問題。
 きっと、「わかってもらおうと思う」のではなく「分からない方が悪い」と考えているのでしょうね。
 そして、自分が否定されたら何か反応しないと気がすまない。
 だけど、そこでするのは「説明」ではなく、単なる「文句」というなんとも幼稚なもの。

 そんな彼の性質に基づく
・ 見当ハズレの反応による話の拡散
・ 同じ文の繰り返し
・ コメントだけ長々と引用し、個人的な感想数行という冗長さ
・ 意図が分からない文献引用
 などにより、テキストのみのはずの掲示板をメガバイトの領域まで『無駄に』肥大させてしまう、というのは、すごいといえばすごい。
 (でも、正直うっとうしい。)


 
 樋口さんの紹介する人物像を、ABOFANクンに当て嵌めると、とりあえず「彼が何を言っているのか」は分からなくても、彼が何で「何を言っているのか分からない事を言うのか」は分かってきますよね。

 それを分かった上で、ABOFANクンの主張を理解する方法は...

 おっと、その先はぜひ樋口氏の本を読んでみてくださいね。
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トンデモブラウ

彼の言っていること(書いている文章)は、正直まるっとわかりませんが、主張は概ねみんなきっとわかっているのではないでしょうか。
その主張の誤りを認めさせるために(ROMへも向けて)、適切に説明できる知識のある親切な方が会話を試みている、というのが現在の状況だと判断していますが。
文章は、相変わらず接続語が不適切、というか文章を勝手にオミットしているようなので、しばらく通して読んでいると軽い船酔い状態になりますね。
今までに培われてきた会話の平衡感覚を失わせる文章構成です。
意図してやったものなら、たいしたものだとは思います。(この作戦はある意味成功で、実は全く効果なしといったところでしょうか。)

あぁそうだった。
まず、樋口氏の本を読まなければいけないんでしたね。
by トンデモブラウ (2009-01-29 10:34) 

Judgement

 私は個人的には「血液型と性格の関係」はあってもおかしくないとは思っています(積極的に支持するわけではありません。積極的に否定しようとは思わないだけです)。

 それよりも、始終おかしな事ばかり言うくせに、なんだか偉そうにしている「ABOFAN」という、いち変人について興味が有るんですね。
 「血液型と性格の関係」について、彼の言説から何かを得ようとしても、何も得られません。しかし、 「血液型と性格の関係について語る彼の言説」からは、人間の業の深さというのが読み取れるんです。
by Judgement (2009-02-02 23:58) 

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